2007-09-19
相続税の実務???
最近、研修の講師なるものを仰せつかることが増えてきました。
ありがたいことですが、準備に費やす時間は研修時間の何倍にもなってしまいます。
先日は「相続税の実務」というタイトルで3時間。
しかも、会計事務所の若手職員向けで、相続税の計算方法や申告書の書き方とは全く違う視点からの研修とのこと・・。
はてさて? 何を話したら良いのか?
会計事務所の職員さんの多くは税理士試験の受験科目としての知識は持っていても、
実務となると意外にわからないことだらけな「相続税」。
3時間を飽きずに、しかも貴重な時間を費やして来ているのだから何かひとつでも「発見!」を持って帰っていただきたいと思いながら、
新聞の投書やトピックスなどから相続トラブルのネタを集めたり、
土地の評価方法を伝えるのにはどの地区の路線価が一番興味深いかあちこち検索してみたり・・。
簡単にできる相続対策のネタを取り混ぜてみたり・・。
いろいろ準備をするなかで、
今まで見落としていた事実の発見や、
つい忘れてしまいがちな基本的なことを思い返す良い機会となりました。
“研修を担当するコト”は、“研修を受講するコト”よりも何倍も『研修』になることを実感する日々です。
会社員時代は人一倍研修嫌いだった心がけの悪さを、今頃になって反省している今日この頃です。