2011-02-03
忍び寄る・・・ ゾウゼイ? そう!増税です!
2011年もひと月が流れ、キサラギの月になりました!
昨日、平成23年の税制改正研修に参加してきました!
昨年12月の税制改正大綱発表のときはあまり取り沙汰されないまま、年末のどさくさで年をまたいだ気がしますが、
その陰でひっそりと! しかし、きっちり!「増税」の二文字が浮かび上がる今年の改正です。
相続税の改正に伴う増税については今年に入って経済雑誌などで取り上げられていて話題になってますが、
一定額以上の給与所得者の“給与所得控除額”の圧縮や、“成年扶養控除”の見直しなどは、細かく細かく増税となっています。
昨年の改正で廃止になった“年少扶養控除”についての現実味は、この1月の給与から手取り額が減って実感した会社員の方々が多いと思います。
給与システムの改定が済んでいない場合などは今まで通りの源泉所得税計算となってしまうので、
高校生未満のお子様がいる会社員の方で、1月の手取り額がいままでと変わっていない場合は確認してみたほうがベターです。
なぜなら、今年の年末調整時に不足分の所得税が追加徴収される可能性が高くなってしまうからです。
しかし、この年少扶養控除の廃止はこども手当の創設により現金がばらまかれる、いや、支給されるからなのですが、
いまやこども手当の満額支給の可能性は限りなく不可能に近くなっています。
これってどうなんでしょう~! 片手落ちですよ!!
もともと不可能なことなら、ぬか喜びな手当ての支給など持ち出さず、
素直に「財源不足により増税やむなし!」と言っていただいたほうがスッキリするのに!
遠回りな現実回避はもうやめてほしいですね!
改正勉強会ですっかり気がめいってしまいましたが、
今日は節分! そんなめいった気分は豆まきで解消しましょう!!