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2012-09-04

消費税アップに負けないためには、早めの準備が大切です。

残暑厳しい東京を抜け出して、先週後半から夏休みをとって高原へ避暑にでかけてみましたが、昼間は28度と暑かった!!!!です。

とはいっても、やはり高原なので朝晩は涼しく、日中も湿度は低めで過ごしやすかったです。

秋らしくススキもちらほら見えてましたし。

帰ってきて、宿泊の支払い明細を眺めていてふと
「あ~~消費税が上がったら、これも5%増しだあ~~」なんてことを思ってしまったわたくし。

ついに消費税のアップも決まって、平成26年4月には8%、
平成27年の10月には10%へと引き上げられます。

消費者の目線でいうと、さまざまなものが値上がりする感覚ですが、

事業者の立場でいうと、いろいろ複雑になります。

ひとつめは、増税分を価格に転嫁できるか? ということ。
ふたつめは、運転資金が増加して資金繰りが厳しくなる、ということです。

特に、税込表記が義務付けられている小売店では、増税分を価格に乗せると売上が落ちるという不安があり、価格に転嫁できず、

にもかかわらず、仕入れの際は増税分を負担して支払うことになる!

つまりは、売上は上がらないのに、仕入れ額や経費は上がって、その結果、利益が減少し、現金(運転資金)不足が発生するのです。

増税までまだ1年以上ありますので、今のうちから、
売上アップの作戦を練り、同時に、コストの見直しや無駄の削減、必要不可欠な経費の洗い出しを行っておくことが大切です。

また、レジシステムの方式を変更し、税率が変わっても、すぐに移行できる体制づくりも重要です。

これからの1年半をどう対策するかで、2年後、3年後の事業経営が大きく変わってきます!!

これから涼しくなる秋の夜長に、じっくり頭をひねって、事業計画をたててみてください。